二人だけの「特別」なことを、他の人にもするのはやめて欲しい。HSPの「特別」の感覚。

HSP

 悲しいことがあった日は、すぐに寝てしまいます。astukoです。

 今回は、HPSさんが、恋人とすれ違ってしまう感覚の違いについてです。よかったら、最後までお付き合いください。

HSPが大切にしていることは、相手にはわからないとても小さなこと

 いろいろなことに、傷つきやすいHSPさんですが、恋人との間で、「ひどい!」と感じて傷つくことは、少ないのではないでしょうか、傷つくとき、最初の感情で心の声は「やめて!」と言っていることが多くないですか?

 HSPさんにとっては、二人だけのルーティンと思っていたり、相手が自分にしか使わない「言葉」だと思っていたり、二人だけの、小さな「特別」がたくさんあり、その「特別」に愛情を感じています。

 けれど、相手にとっては、日常過ぎたり、小さいこと過ぎたりで、「特別」の意識はほとんどありません。

 この感覚の違いで、HSPさんにとっては恋人としかしない「特別」な愛情表現を、相手は誰とでもしてしまうことがあります。

 自分とだけの「特別」を、他の人ともしているところを知ってしまうと、

HSPさんにとっては、二人だけの「特別」なことだったのに、相手にとっては「特別」なことではないと、その価値観の違いに悲しい気持ちになります。

 なので他の人に愛情表現をするのは「やめて」の気持ちで、傷ついてしまいます。

 「ひどい」と思わされるような相手とは、最初から付き合っていないと思います。

(もし、今付き合っている人が「ひどい」と思うようなことをする人なら、それはHSPさんの優しさを利用している人です。)

 この「やめて」でHSPさんが傷付くことを、相手はなかなか理解できません。

 普段の日常的な会話や行動に「特別」があるなんて、相手は気付いていないからです。

 HSPさんが普段の会話で、ニコニコと楽しそうにしていることを、

人の気分が楽しくなることと判断しているので、人が楽しくなることや、人を笑顔にできることはいいことだから、誰にでもしてしまいます。

 悪気なんて一切ありません。

 けれど、HSPさんは、自分の大切な「特別」を、二人だけのものではなくなってしまうことに傷付きます。

 傷付いたHSPさんは、とっさに黙り込んでしまったり、「もう自分にそういうこと(HSPさんにとっての「特別」)はしないで!」と伝えたりするかもしれません。

 黙り込んだときは、相手も「なんで???」くらいで済むかもしれませんが、

 「もう自分にそういうことはしないで!」と伝えた場合には、相手は、なぜ人にいいことをして、そんなことを言われなければならないのか、不快な気分になってしまうでしょう。

 でも、HSPさんにとっては、二人だけの大切な「特別」なんです、誰にでもするなら、それはもう「特別」ではなかった、自分だけへの愛情表現ではなかったと感じます。

 また、自分にとっては愛情表現をしてくれていると受け止めていたので、他の人に「特別」をしているのを見ると、他の人に愛情表現をしているように見えてとても、つらくなります、だから、「もうしないで」と言うのですが、

 相手にとっては、「もうしないで」???今まで、ニコニコ楽しそうにしていたのに、なぜ?

となってしまいます。

日常に記念日を感じるHSP

 HSPさんの中には、あまり記念日を意識しない人も多いのではないでしょうか?

 それは、相手に都合よく合わせているのではなく、毎日にたくさん「特別」があるので、わざわざ○○記念日なんて、必要ないと感じているからだと思います。

 HSPさんが記念日を感じたら、毎日が記念日になってしまいます。

一度「特別」を失うと、怖くなってしまう

 自分の感受性の強さは、自覚していても、相手にはHSPさんの感受性、小さなことへの思い入れは伝わりません。相手が知らないうちに、HSPさんにはたくさんの二人だけの「特別」を持っているので、一度、「特別」を奪われると、また、自分の大切なものを奪われるのではないかと、萎縮してしまい、たとえ好きな相手だとしても、自分を理解できないことを再確認してしまうと、どうしても、心が閉じてしまいます。

「特別」が相手にとっては小さすぎて、何が「特別」なのかわからないから、相手も対処しようがないことを、わかっています。

相手が「ひどい」ことをしているわけではないと、わかっています。

自分にとっては大切なことだったと伝えてみる

 大切な「特別」を失った悲しみは、相手には理解できないことで、その悲しみは、時間に解決してもらうしか、方法はないかもしれません。

 恋人に会うことも怖いと感じてしまうかもしれません。

 でも、日常の小さなことにも「特別」を感じていることを、伝えるのは大切なこと。

 自分が記念日をあまり意識しないのは、あなたに会える日が、いつも記念日に感じているからということを、ちゃんと伝えてみるのは、二人にとって大切なことだと思います。

 そして、自分のことを、恋人がとった行動を許容できない、小さな人間だと思わないでください。普通の毎日を、特別な1日だと思って過ごしている自分に気付いてください。

 小さなことを複雑に考えてしまって、悲しくなって、落ち込んで、前に進めないのではなく、小さなことを大切だと感じとれることを、自分の才能だと思って。

 自分は、こんなことにまで、「特別」を感じていたんだ、他の人には「特別」に感じないのに、この人にだけは「特別」を感じている、この人を愛せているんだなぁ、と。

 大丈夫!!悲しい気持ちは、愛の証です!!

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