なぜか、人に注意するようなことや、言いにくいことを言うように、頼まれて困ってしまうこと多くないですか?
こんな時に、うまく伝える方法を知っていれば、頼まれることへの恐怖心も減り、自分の心を痛めることも少なくなります。
「自分なら相手を傷付けずに伝えることができる!!」と自信につながるかもしれません。
今回は、「刑事メンタル」(森透匡さん著)という本に、交渉術を見つけました。
きっと、HSPさんの生きづらさの解消につながる内容になっていると思います。
よかったら、最後まで、お付き合いください。
「浮いている人」を調和させようとしてしまう。

職場やサークル、飲み会の場などで、空気が読めず、周りに迷惑をかけている人って、どんな所にもいると思います。
HSP気質が高いと、集団の中に、いわゆる「浮いている人」がいると、周りから嫌われないように、周りに迷惑と思われないようにと、「浮いている人」をフォローするように行動してしまいます。
そんなフォローがあるので、「浮いている人」は、HSPさんがいると集団で居やすくなり、ことあるごとにHSPさんに寄ってきてしまう。
HSPさんがいくら「浮いている人」を避けても、また別の「浮いている人」が寄ってきてしまいます。
結局、HSPさんの周りには、「浮いてる人」が集まってしまうのだから、HSPで生きるには、「浮いている人」たちと、上手く付き合う方が、生きやすくなるような気がします。
「浮いている人」が周りに嫌われないようにフォローするのは、すごく大変です。
だからといって、もう無理!と見捨ててしまうと、心が痛みます。
脳の構造上、人のための行動が多くなってしまう。

HSPさんの脳は、偏桃体という部分が反応しやすくできています。
偏桃体は、脳の古い部分で、情動をつかさどる部分です。
逆に脳の新しい部分で、前頭前野は、この偏桃体の情動をコントロールする機能をもっています。
米国・カリフォルニア大学ロサンゼルス校のクリムト・ムーア博士らの実験で、脳の新しい部分である前頭前野の機能を低下させ、脳の古い部分がどのように活動しているかをしらべると、前頭前野を低下させた脳で人は、「他人のために行動する」ようになることがわかったそうです。
脳の構造上からも、HSP気質の人が、他人をほっておけないのは、仕方のないことかもしれません。
言いづらいことを、言うように頼まれやすい。

きっと、こういったお願いをしてくる人は、HSPさんの普段の人への対応をよく見ているのでしょう…
HSPさんなら、みんなが言いづらいことも、きっとうまく伝えてくれると、わかっているのだと思います。
「私から言うと角が立つから、あなたからうまく言ってくれない?」
「もう一度あなたから言ってみてよ。」
「私が言うより、あなたから言う方がいいから。」
注意をする役目をお願いされること、多くありませんか?
〝過去と他人は変えられない″誰が注意しても、変わってくれる人なんていないし…
誰が言っても、角が立つものは角が立つでしょ…とは思いますが、ここで断ると、それこそ角が立ってしまいます。
みんなが言いづらいことは、もちろん、HSPさんだって言いづらいです。
けれど、ここで、断れないのもまたHSPさんなんです。
こんな時に、誰もが言いづらいことを、うまく伝える方法を知っていれば、頼まれた注意することも、ストレスなく伝えることができ、さらに誰もが言いづらいことでも、
「自分なら、相手に嫌な思いをさせることなく言える!!」
と自己成長につなげることができると思います。
「刑事(デカ)メンタル」(森透匡著)

「刑事(デカ)メンタル」(森透匡著)著者の森透匡さんは刑事生活20年!!一般の人では経験しない生死に直面した危険な場面を数々経験されています。
その中で、育った心「刑事(デカ)メンタル」を、本書ではたくさん紹介してくれています。
刑事さんの脳って、僧侶の脳と似ているといわれてたりしますよね。
見開き2ページにひとつのエピソードが載っています。
一コマ漫画がついていて、危機迫る内容もコミカルに読みやすく書かれていて、読むと元気がもらえる一冊です。
最近、ちょっとしたことがうまくいかないなぁ…と気分が下がり気味なときに、おすすめの本です。
読んだあとに、なぜか自信がわいてきます。
交渉人(ネゴシエーター)になる!!

交渉人になる!これは…
言いづらいことを言うように頼まれやすいHSPさんの必須スキルだ!と思いました。
犯人が人質をとって立てこもっているときなど、なんとか自ら出てきてくれるように、説得しなければならないとき…
「交渉はポジティブな言葉を探す!!」
「もう、逃げられないぞ!」や「こんなことをして親が悲しむぞ!」などの言葉はNG!!
こういった思わず言ってしまいそうな言葉に、ポジティブな要素を加えます。
「もう逃げられないぞ!」
↓↓↓
「今なら、まだ罪は軽い!」
「こんなことをして親が悲しむぞ!」
↓↓↓
「今出てこれば、親も安心するぞ!」
といったように、ポジティブな要素を含む言葉で交渉すると、犯人も今のうちに出た方が良いかもという気持ちになるそうです。
緊迫した場面で、いかにポジティブな言葉を投げかけれるかが、交渉成立にかかります。
交渉術を普段の生活に応用してみる。

私たちの普段の生活には、犯人との交渉というような場面はありませんが、罪を犯している犯人でさえ交渉に応じるのですから、「ポジティブな言葉で交渉する」は日常的に使えると思います。
例えば、極端な例ですが、職場や飲み会などで、騒ぎすぎて迷惑をかけている人なら
「もう少し小さな声の方が聞き取りやすいから。」
「静かにしゃべる方が説得力が出るんだって。」
「ちょっと近くで、ささやくようにして話す方が、モテるらしいよ。」
「ちょっと、こっちでゆっくり座って、一緒に食事しようよ。」
とか。
仕事が雑な人なら、
「ここ、丁寧でわかりやすいよね。」
とあえて、見つけにくい丁寧な部分を見つけて、あたなは、丁寧な仕事ができる人だと刷り込んでいくとか。
HSPさんならすぐに、他人のいいところを見つけることができると思います。
もしかしたら、交渉はHSPさんの得意分野かもしれません!
ここはもう、自分はネゴシエーター!!
スキルアップと思って!
「大丈夫、自分なら相手を傷つけることなく、伝えることができる」
普段の他人を思いやれるHSPさんの行動を、人にうまく利用されているのかも、と思うこともあると思います。
それを生きづらさに感じてしまいそうになったときは、ぜひ、「今、この場面のポジティブ要素探し」を実践してみてください。
少しずつ自分の自信につながると思います。
最後までお付き合いくださりありがとうございます。
「刑事(デカ)メンタル」(森透匡) とっても元気になりますので、参考までに。
HSP×刑事メンタルって、ちょっとした武器になりそうです。
↓↓↓
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