心がつらくなる前に。ずっと忘れたくない、思い出すと心が温かくなる言葉。

HSP

 誰にも、心に残る温かい言葉をもらった経験があると思います。

落ち込んだときや、心が暗くなりそうなときに、その言葉を思い出せたら、きっと心は軽くなるはず。

なのに、日々の忙しさで、せっかくの大切なあの言葉を思い出すことも、忘れていませんか。

 今回は私のエピソードですが、自分にもあるよ。と大切な言葉を思い出すきっかけになってもらえたら、うれしいです。

私がもらった、私を全肯定してくれた言葉。

 食事の時間に様子をみさせてもらいながら、皆さんとお話して回るのが私の仕事。

 認知症の方が多いので、食べることを忘れないように、お声かけします。

 「お食事いかがですか?」と声をかけると、「あなたも食べる?」と自分の食事を分けようとしてくださる方もいます。

 そのおばあちゃんも、認知症があり、私が誰なのかはよくわかっていないのですが、相性が良いのはお互いが感じるところで、会話も親子のような感じでした。

 彼女は「あなたも食べる?」と聞くことはなく、「お父さんのご飯は作って来たんかね?」と聞きます。お父さんとは、私の夫の事とで(私は独身)、夫の事もせずに実家(自分のところ)に来ては、帰ってから私が怒られないかと心配してくださります。

ある日私が、友人の言葉に落ち込んだという話をしました。すると、彼女は、

「相手に会ったことがないので、相手のことは何ともわからないけど、あなたのことは良く知っている、あなたが落ち込んだのなら、相手が悪い。」

そう言ってくれました。今まで誰にも言ってもらったことのない、私を全肯定してくれた言葉でした。

私は、相手のことを悪いと言って欲しかったわけではありません。相手が悪い、自分が正しいなんて、本当はどうでもよくて、落ち込んでしまった気持ちに、そっと寄り添ってくれた、その彼女の私への気持ちが、とてもうれしかったんです。ものすごく心強い言葉でした。相手の心を孤独にしない、私もこんな包容力を身に付けたいなぁとしみじみ思いました。

深い話ができるのもHSPの才能!!

 

HSP気質の方なら、人との会話も一歩踏み込んだところで、お話することがあると思います。それは、HSPさんが強い共感性を持っているからです。傾聴を教える先生方も、必ず傾聴には共感力が必要だと言います。人と深く話せることは、しんどいこともたくさんありますが、他の人には体験できない、素敵な出来事も起きます。

 温かい言葉をもらった経験があるのは、HSPだからこその経験かもしれません。

 生きづらいことも多いけれど、感動も多い!つらくなりそうなときは、自分がもらった、温かい言葉を思い出してくださいね。

HSP
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HSPで歩こうよ。

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