HSP―人の顔色を伺って、何が悪いの?

HSP

 

人の顔色が気になって、何が悪いの?

  人の機嫌をそこなわないように気を使って生きることは、自分の人生じゃないから、

 自分の人生を生きるために、嫌われる勇気を持とう!といったり、多様性という言葉を使って、ひとりひとりが違っていていいんだということも言われています…

 確かに、ひとりひとりが違っていてもいいし、相手を尊重もしています。でも、自分自身にしか目を向けないというだけだと、なんだか人生、さみしい気がします。

 だからきっと、多様性を認める風潮の中、コミュニケーションを高めるための本もいっぱい売れているんだと思うんです。

 そこで…HSPさんを思って考えると…

 そもそもHSPに自分の気持ちってわかるの?と思います。

 生まれた時から、共感性が強くて、それが相手の気持ちが自分にうつっているものなのか、それとも自分自身の気持ちなのか、ちゃんと区別できるのかな?って思います。

HSPでなくても、相手が泣いていれば、自分も悲しくなると思うし、「あなたは泣いているけど、私は今、全く悲しくありません!」なんて事、あるのかな...と。

 HSPの気質は5人に1人と言われるけれど、脳の扁桃体はみんなにあるから、刺激を受けやすいのは5人に1人かもしれないけど、5人に4人だって、刺激は受けるし、それに、人間にはミラーニューロンというのがあって、相手が笑えば、自分も笑顔になるという、感情が伝染するみたいな仕組みがあるのは、脳科学的にも事実です。

 人間は、集団で生き延びてきた種族なので、より多く生き残るためには、HSPみたいな人がいないと、体調の悪そうな人や、集中できていない人を察して、危険に備えることができない。

いざ逃げるよ!!っていうときに、

え?走れないの??

 早く言ってよ!みたいになっても困ります。

 HSPの気質は、生き残るために、すごく必要だったと思います。

HSPは本当に内交的な人が多いの?

 

 だけど、ひとつ疑問なことがあって、HSPは内交型が多いと言われていることです。

 人とのコミュニケーションが苦手では、集団の弱点に気付いたとき、司令塔に伝えることができないと思うんです。なので、HSPが内交的というのは不思議に思います。

 それは、もしかしたら、時代の違いかもしれませんが…

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 2020年ロンドン大学のクィーンメアリー校の17歳の一卵性と二卵性の双子2800人以上を集めた研究で、HSPは外交的な性格の人が多いことがわかったそうです。

HSP-気付く力はやっぱり必要!!

 HSPならきっと、現代でも、ケガをした人をほっておけなかったり、気持ちが弱ってる人を元気づけたりしてしまうんだと思います。それは原始的な脳の反応なのかもしれないけれど、今も機能が残っていると言う事は、やっぱり、HSPは必要なんだと思います。

 怒っている人が気になって、意識してしまうのも、怒るってことが、その人の普段とは違うと言う事で、いつもと違う=弱っている...と感じる所があるのかもしれません。

 元に戻して、集団を強くしなきゃ!!みたいな。共感性の強い人はメンタルが弱い傾向がある人が多いそうです。生きづらさのことかもしれません。

 少しの異常に気が付けるのは、集団を守るとき、重要な能力です。

 それが、人の顔色をうかがうと表現されることが多いですが、やっぱり、必要な能力です。

最後までお付き合いくださりありがとうございます。

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