相手の立場を悪くするのが苦手なHSPさん
人を傷付けたり、嫌な気持ちにさせたくなくて、思わず、ウソをつくこと、ないですか?
たとえば、待ち合わせで10分遅れた相手に、「ごめん、待った?」と言われたら、自分は10分前には来ていて20分待っていたとしても、自分も少し着くのが遅くなったから、ちょうどよかった、と言ってしまったり、
仕事で、ちゃんと伝えた事を、聞いてなかったと言われたら、自分が言い忘れていたと言ったり、また逆に相手が伝え忘れていたら、自分が聞いたことを忘れてしまった。と言ってしまったり。
ささいなことでも、相手の立場が悪くなるようなことは言えないのが、HSPさん。
もともと、人が得意ではないのに、思わずウソをつくたび、知らず知らずのうちに苦手意識が強まり、人間不信が深まります。
人に嫌われるのが怖くて、ついウソをついてしまう
HSPさんは、子供の頃に、手間のかからない子として、親から必要以上の愛情をもらわずに育つことが多く、大人になると「愛情飢餓」の状態を隠し持っていることがあります。
親としては愛情たっぷりで育てたつもりでも、感受性が豊かすぎるため、どうしても愛情が足りないと感じてしまいます。
なので、とくに虐待があったとかではなく、普通の家庭環境で育っていたとしても、HSPさんで「愛情飢餓」を隠し持っている人は多いと思います。
「愛情飢餓」の大人になると、人から嫌われることを極端に嫌います。HSP気質で共感性が強いため、人の感情には敏感に反応してしまうので、どうしても、人の顔色をうかがってしまいます。
本当は自分は知っていることでも、知っていると言えば、相手ががっかりすると思えば、知らないふりをしてしまうし、何か感想を求められても、自分の感想ではなく、求めてきた相手の喜びそうな言葉で感想を言ったりします。
小さいころからの感覚で、「いつも元気で、笑顔でいなければ、みんなに嫌われる」としみついているので、体調が悪い日でも、大丈夫だと言ってしまいます。
物理的に大きな音やにおいなど、苦手が多いけれど、平気な顔をしてしまいます。
だって、不平不満を言うと、嫌われるから。
体調不良や、つらいことも我慢していると、結局誰も自分のことをわかってはくれないと、ストレスを抱えた状態では、考え方も前向きにはなりにくくなってしまいます。
対処法は、今の自分のまま自己成長する!!

自分にとって大切な人でなければ逃げ道は与えない
ウソをついてしまうことや、やせ我慢してしまうことを、無理やりメンタルトレーニングをして改善していくといっても、生まれつきの気質なので、よほど頑張らないと、いけないし、時間がもったいない感じがします。なので、ウソをついてしまう自分は、そのままで、ウソをつく回数を減らせれば、また、調子のよいことを言ってしまったと自分を責めることもないし、人が苦手も加速せずに済むかもしれません。
まず、待ち合わせに遅れる人などには、10分前もって待ち合わせ時間を伝えたり、仕事で伝えたかどうかわからないときは、口頭だけにならないように、メモを渡したり、自分も必ずメモを持ち歩いて、言われたことはその場でメモする姿を見せておくなど、
あまり、相手にスキを与えない作戦に変更してみましょう。
HSPさんの中には、優しすぎて、相手にはグレーゾーンを作ってあげる人が多く、相手の逃げ道を確保して人と接することがよくあります。
そこまでしてあげた方がいい相手なのかどうか、自分でちゃんと見極めて、みんなに逃げ道を用意してあげなくてもいいんです。
基本的に、自分がプライベートで付き合う大切な存在と思う人以外は、自分がウソをついてまで、相手の立場を守ることもないと思います。
基礎体力アップで日々の疲労感を軽減する
次はいつも元気でいなければ問題ですが、これは本当に体力をつければ、寂しさも減少します。
自分が、弱っているときは誰でもつい人を頼りに思うものです。
HSPさんは、脳の刺激が多いので、脳疲労しがち。たっぷりの睡眠時間を確保しましょう。
7~8時間は睡眠が必要です。
寝ている間に脳は老廃物を洗い流してくれます、睡眠時間が少ないと、洗い流す時間も少ないので、疲労が残ったままになってしまいます。
しっかり睡眠をとることが、元気の必須条件です!!
次に、筋トレなどで、力をつけること、たとえば、5キロの荷物しか持てない人が、1日中5キロの荷物を運ぶ仕事をするのと、10キロの荷物を持てる人が5キロの荷物を1日運ぶのとでは、体の疲れは半分です。
早く歩いても疲れにくい体になれば、1日動いても疲れにくいです。
筋トレ以外にも有酸素運動で、基礎体力をつければ、1日の物理的なしんどさが、軽減されます。
体が元気だと、心も元気です。
仕事の考え方も同じで、今の自分のスキルだから、毎日の仕事がいっぱいいっぱいになっているとしたら、もし、自分が今より、タイピングが2倍早かったら、文書を理解したり、書いたりするのが2倍早かったら、仕事の時間にも余裕ができるかもしれません。
ついウソをついてしまい、また人に合わせてしまった…自分って調子がいいなぁ。となんとなく自分を好きになれないことがあったら、自分って優しいなぁと考えて、思わずウソをついたら、腕立て10回!とかゲームを作ってしてしまえばいいと思います。
ちなみに、1日ウソをつかない人なんて、いないそうですよ。
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