つい深く考え込んでしまうHSPさんの生きづらさ

一人の時間でも、頭の中はいつも何かを考えていて、それが悩みや、今日の反省や、ネガティブなことだったら、考えるのを止めたいのに、止められなくて、時間がもったいないのはわかっているんだけど、気付けばまた、考えても仕方のない事で頭がいっぱいになっている。
どうせ考えることが止められないのなら、考えても仕方のないネガティブなことではなく、新しいアイディアが思いついて仕事に生かせる!とか、自己成長につながる!ということで、頭の中をうめた方が、生きやすいと思います。
妄想でりラックス?自己成長?と思うかもですが、今回、HSPさんの得意分野を生かし、生きづらさの解消になる!
これは!と思った1冊を見つけたので、紹介させてください。
「面白い!を生み出す妄想術 だから僕はググらない。」 浅生 鴨

この本HSPさんにおすすめです。
最初は、???の連続で、22ページまでは、なにがなんだかわからない本です。
でも、22ページ過ぎたら、楽しくなって一気に読んでしまいます。
この本は、仕事で新しいアイディアを出したり、新しく企画を考えなければならないときなどに、妄想を習慣にすることで、アイディアや企画を思いつけるようになり、妄想を仕事に役立てようという、ビジネス本です。
ビジネス本なのに、なぜHSPさんにおすすめかというと、妄想はHSPさんにとって、とても簡単にできてしまうことだと思うからです。
著者によると妄想は、いろいろなことに気付くことからはじまるそうです、そして、気付いたことを深く考えていくことだそうです。
これって、HSPさんの得意分野だと思います。
気付くことも、深く考えることも、HSPさんの気質そのものです。
本を読んでいくと感じることなのですが、妄想が、広がっていくと、世の中に対して、感謝の気持ちが湧いてきす。
いろいろなものの見かたができるようになると、ネガティブに受け止め、感じたことが、ネガティブな面だけではないと心から気付きます。
妄想の仕方の説明がたくさんあったので、今回はその中から、HSPさん向きだと思ったものを3つ紹介させてください。
「なぜ?」は心のシールド

最初におすすめの妄想の方法は
なぜ?を何度も繰り返してみることです。
なぜここに本があるのか?
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読みかけでここに置いたから。
↓
なぜ読みかけで置いたのか?
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出かける用事があったから。
↓
なぜ出かける用事があるのか?
↓
晩御飯の買い物をしなくてはいけないから。
↓
なぜ買い物をしなければならないのか。
↓
宅配は割高だから。
↓
なぜ宅配は割高なのか?
↓
運んでくれる人のお給料がいるから。
と、結局最初の「なぜここに本があるのか?」からは、かけはなれてしまいますが、なぜ?なぜ?でかけはなれていくことで、新しい発見があるから良いそうです。
なにも役に立ちそうなことは思いつかなくても、いつも「なぜ?」を考えると、自分から少し離れて自分を見ることができるので、
「なぜ自分は今、怒っているのか?」
「なぜ自分は、今、傷ついたのか?」
を冷静に受け止めて、客観的になることで、心へ直接ダメージを受けなくなります。
「なぜ」は「心の盾」のようなもの。
また、この方法は、「トヨタ生産方式」と同じで、なぜを5回繰り返すと、本当の問題点が見つかったり、解決すべき課題が見つかったり、原因がはっきりするそうです。
物に対してでなく、悩んでいる相手を出発点に「なぜ?」を繰り返すと、自分の本当の気持ちを発見して、スッキリできるのではないかと思います。
感謝の気持ちになる「もし○○がなかったら」

「もしポストがなかったら」
「いつからなかったのか?」
「昨日はあったと思ったからここへきたのに」
「いや、本当は昨日もなかったのかもしれない」
著者は、「もしポストがなかったら」で妄想が始まっていました。
「もし、○○がなかったら」
それは、今、ここにあるもの、人、事、すべてに感謝の心が生まれる妄想だと思います。
たとえ「2億円あげるから、あなたの両手と両足をください」と言われても、あげないです。自分の存在が、お金にはかえることができない、価値があるということを思い出させてくれる妄想でした。
この瞬間を別人になってみる

ある架空の人物を想像して、
「いつも残業なのに、今日は定時で仕事が終わって、少しうれしい気持ちになっているサラリーマン」
が、帰りにスーパーで買い物をするなら?と演じて、実際にスーパーで買い物してみる。
といった、行動とセットの妄想です。
心理学では、「ミラーリング」といって、相手の行動を真似すると、相手に親近感を抱かせるといったテクニックがあるそうですが、この「ミラーリング」を自分のためにも使うことができます。
自分がなりたい人を真似すると、その人に近づく、たとえば、悩みが多い自分に困っているなら、「なんでも笑い飛ばす大阪のおばちゃん」を真似すると、本当に笑い飛ばせる性格になっていくそうです。
心が沈むから、体も元気がでない状態で、自分は元気になりたいと思っているのなら、無理やりでもガッツポーズをしたり、元気なフリをすると、心が体につられ、元気になっていきます。
心と体はつながっているので、行動(体)を変えることで、心も変わっていく。
ちょっと現実逃避して、自分を他の人にしてしまう。
自分が考えたキャラクターを自分に演じさす。
友人やよく知っている人の前で、急に別人になったら、不審がられますので、できませんが、一人の時間にこっそり別人を楽しむのもいいかもです。
以上、おすすめ妄想方法3つでした。
ほかにも、「増やしたり減らしたり」「大きくしたり小さくしたり」「色(赤いものを思い浮かべてみる)」「音(ダジャレや同音異義の言葉)」「数字(語呂合わせなど)」具体的な方法がいろいろありました。
頭の中のことを、こんなにきちんと説明できるって、著者は、ものすごく頭のいい人なんだなぁと思います。
言葉もキツくないし、安心して読めます。
人は、ネガティブに物事をとらえがちで、それは種の保存上脳に刻み込まれた仕方のないことです。
同じものを、良い方からのみ説明する、悪い方からのみ説明する、あえて極端な考え方をしてみて、最後にふたつを比較してみると、これが同じものの説明なの?とクスっと笑ってしまうくらい、全く違う説明に驚かされます。
物事を少し俯瞰して見る

こうやって、日々、俯瞰した、抽象的な考え方を身に付けることができれば、脳の前頭前野が鍛えられます。
HSPさんが生きづらくなる原因のひとつに、脳の扁桃体が反応しやすいことがあります。
脳の扁桃体の反応を調整できるのが、前頭前野。
前頭前野を鍛えることができれば、HSPスイッチを自分の操作でオン、オフできます。
そしたら、どんなに生きやすいか妄想するとワクワクしてきます。
大好きな人のためにはスイッチON。
苦手なあの人にはスイッチOFF。
HSPさんが、もっと生きやすい日々になりますように、ぜひぜひ、妄想お試しください。
こちらの「癒しネコ」の本に出てくる言葉も妄想につながると思います。
↓↓↓
最後に。右回りに見えますか左回りに見えますか?

たくさん妄想する著者は、
以前流行った、右回りに見えますか、左回りに見えますか?
このダンサーの動画を、著者は、右回りにでも、左回りにでも、また、回さずに行ったり来たりにも自由に見ることができるそうです。

皆さんはどちらに回っていますか??
最後までお付き合い下さりありがとうございます。
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